今回はストレス耐性が低い人の対策について説明していきます。
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筆者もストレス耐性が低い方で、今回の話の内容を実践しています。
はじめに
ストレス耐性とは、個人がストレッサー(ストレスの原因となる刺激)や困難な状況に直面した際に、どの程度のストレスを感じるか、またどのように対処できるかを示す指標です。
ストレス耐性が高い人は、ストレスの原因を前向きに捉え、効果的に対処する能力があります。
一方で、ストレス耐性が低い人は、ストレスを感じやすく、それに対処するのが難しい傾向にあります。
今回は
- ストレス耐性を決める要素とは?
- ストレス耐性を高める方法は?
- ストレスにより起こる病気は?
について説明していきます。是非最後まで読んでみて下さい。
ストレス耐性を決める要素とは?
ストレス耐性を決める要素としては、以下の6つが考えられています。
- 感知能力:ストレスの要因があるときに、それに気づく能力。
- 回避能力:ストレスを受けていると気づいたときに何かしらの方法で回避する能力。
- 処理能力:ストレスの要因をなくしたり弱めたりすることができる能力。
- 転換能力:ストレスを前向きに捉えて良い方向に持っていける能力。
- 経験:これまで受けたストレスにどれ位対応したかということ。
- 容量:ストレスをどの位溜めることができるかということ。
これらの要素が強いか弱いか、多いか少ないかが、その人のストレス耐性に影響してきます。
ストレス耐性が高い人は、楽観的で失敗も前向きに捉え、周りの評価を気にしない、集中力が高いなどの特徴があります。
一方で、ストレス耐性が低い人は、完璧主義で気持ちの切り替えが遅く、自分に自信を持てない、逃げ癖があるなどの特徴があります。
ストレス耐性を高める方法は?
ストレス耐性を高めるためには、日常生活で実践できる様々な方法があります。
以下にいくつかの方法をご紹介します
- 自己理解:自分が何に対してストレスを感じるのかを理解しましょう1。
- 現実受容:「辛いことは辛い」と正直に受け止め、改善策を探すことが大切です。
- 完璧主義の回避:完璧さを求めすぎず、自分を許すことも重要です。
- 睡眠の質:毎日しっかりと睡眠を取ることで、心身のリセットができます。
- ストレス発散:ストレスの発散方法を持っておくことが効果的です2。
その他にも、以下のような方法が挙げられます
- 栄養バランスの良い食事を心がける
- 水分をこまめに摂取する
- 深呼吸や瞑想を行う
- 適度な運動をする
- 趣味やリラクゼーションでリフレッシュする
- ポジティブな人間関係を築く
- 自己肯定感を高めるための練習をする
これらの方法を組み合わせて、自分に合ったストレス管理を行うことが、ストレス耐性を高める鍵となります。
また、ストレス耐性は一朝一夕に高まるものではなく、日々の積み重ねが大切です。
筆者は、瞑想と適度な運動、湯舟にゆっくり浸かるなどして、ストレスを緩和させています。
自分に合った方法を見つけ、継続して実践することで、徐々にストレスに強い自分を育てていくことができます。
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ストレスにより起こる病気は?
ストレスは心身に多大な影響を及ぼし、様々な病気を引き起こす可能性があります。
ストレスによって引き起こされる病気は、心の病気と身体の病気に大きく分けられます。
- 自律神経失調症:自律神経のバランスが乱れることによって引き起こされる疾患です。
- うつ病:慢性的な憂鬱感や無気力感、興味や喜びの喪失などが特徴です。
- 不安障害、パニック障害:過度の不安や突然の強い恐怖感が特徴です。
- 適応障害:特定のストレス源に対する適応が困難で、心理的な症状が現れます。
- アルコール依存症:ストレスを緩和するためにアルコールに依存するようになることがあります。
- 消化器系:胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群など。
- 呼吸器系:気管支喘息、過換気症候群など。
- 循環器系:本態性高血圧症、冠動脈疾患など。
- 内分泌・代謝系:単純性肥満症、糖尿病など。
- 皮膚:アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など。
これらの病気は、ストレスが長期間にわたって続くことで発症する可能性があります。
ストレスによる症状が重い場合は、医療機関の受診をお勧めします。
おわりに
ストレス耐性が低いと、身体に様々な症状を引き起こします。
まずは自身のストレス耐性を決めている要素を確認し、今回紹介したストレス耐性を高める方法を試してみて下さい。
ストレスは万病の素です。健康寿命を伸ばすためにしっかり予防しましょう。
ストレスに対しての経験などをコメントで教えて頂けると幸いです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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