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筆者が気になった医療ニュース(2024年7月8日現在)

認知症”行方不明 のべ1万9000人余 過去最多 備える工夫は? | NHK | 医療・健康

今回はこちらの記事について解説していきます。

はじめに

去年、認知症やその疑いがあり、行方不明になった人は、全国でのべ1万9000人余りと、これまでで最も多くなったことが警察庁のまとめでわかりました。500人以上が亡くなって発見されています。

警察庁によりますと、認知症やその疑いがあり、徘徊などで行方不明になったとして、去年、届け出があったのは前の年よりも330人多いのべ1万9039人で、統計を取り始めた2012年以降もっとも多くなりました。

備える工夫は?認知症と思われる人を見つけたら、どうすればいいのでしょうか?

認知症とは?

認知症は、脳の障害で生活に支障が出る状態を指します.。

いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、日常生活に影響を及ぼす状態です。

主な種類にはアルツハイマー型、脳血管型、レビー小体型などがあり、症状や原因によって治療法や予防法が異なります。

認知症の身内に備える工夫とは?

認知症の身内に備えるためには、以下の工夫が役立つかもしれません

  1. 早期発見と診断:認知症の初期症状を理解し、早期に医師の診察を受けることが重要です。定期的な健康チェックを受けて、問題があれば早めに対処しましょう。
  2. 認知機能トレーニング:脳を活性化させるために、認知機能トレーニングを行いましょう。パズル、クロスワード、記憶力トレーニングなどが有効です。
  3. 健康的な生活習慣:バランスの取れた食事、適切な運動、十分な睡眠を心がけましょう。これらは認知症の予防にも役立ちます。
  4. 安全対策:認知症の進行に伴い、身内が迷子になる可能性が高まります。住所や連絡先を身につけておく、GPSトラッカーを利用するなどの対策を考えましょう。
  5. コミュニケーション:身内とのコミュニケーションを大切にしましょう。理解しやすい言葉で話しかけ、ストレスを軽減させるよう心がけましょう。
  6. サポートグループへの参加:認知症の身内を持つ人々と情報交換や支え合いをするサポートグループに参加することで、ストレスを軽減できる場合があります。

これらの工夫は、認知症の進行を遅らせたり、身内の生活の質を向上させたりするのに役立つかもしれません。

認知症の人を見つけた時の対処法は?

認知症の人を見つけた場合、以下の対応が役立つかもしれません

  1. 正面に近づいて声をかける:少し様子を見て、手助けが必要だと感じたら、相手の正面に周り、一度目を合わせてゆっくりはっきりと話しかけましょう。困っていることがはっきりしたら、それを補いましょう。
  2. 安全を確認する:認知症の人はあてもなく歩き回ることがあり、事故や脱水症などの危険にさらされることがあります。安全を確認し、必要なら家族に連絡を取るか、身元が分からなければ警察に連絡しましょう。
  3. 注意深く見守る:いきなり知らない人から声をかけられると、認知症の人は戸惑ってしまうことがあります。手助けが必要ないという申し出があればそれに従いながら、しばらくはそっと見守るようにしましょう。

認知症の人が行方不明になることは珍しくありません。

もしご家族や身近な人が認知症を抱えている場合、適切な対応を心掛けてくださいね。

おわりに

家族や自治体が認知症の人の服や靴に取り付けたGPSの装置を活用して発見につなげたケースが去年71件あり、埼玉県で行方不明になった人を、300キロ余り離れた仙台市で保護したケースもあったということです。

高齢化が進む中、認知症で行方不明になる人の数は、今後さらに増加していくと見込まれていて、警察庁は、GPSやドローンなどの技術も活用しながら、早期発見と事故防止の取り組みを強化していくとしています。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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