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介護保険で使える訪問リハビリテーションとは?

今回は介護保険のサービスの1つである訪問リハビリテーションについて説明していきます。

 

簡単に説明すると、自宅にリハビリ職の人が来て、家でリハビリテーションを行うことですね

はじめに

 介護保険を申請し、要支援や要介護の認定を受けると様々なサービスを受けることができます。

その中の1つに訪問リハビリテーションというものがあります。

今回は

  1. 訪問リハビリテーションとは?
  2. 要支援でも訪問リハビリテーションは受けられる?
  3. 訪問リハビリテーションの利点は?

について説明していきたいと思います。

訪問リハビリテーションとは?

訪問リハビリテーションとは、通常病院や診療所、介護施設などで受けられるリハビリを自宅でもできるように、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が訪問するサポートサービスです。

通院・通所が困難な方や、主治医と相談した結果、訪問リハビリが必要と判断された場合に利用できます。

高齢者の場合、リハビリによって運動機能の改善や日常生活が送りやすくなることで生活の質(QOL)の向上を目指します。

訪問リハビリでは、自宅環境も把握し、より的確なアドバイスやリハビリプランを提供できるため、通所リハビリにはないメリットがあります。

また、65歳以下でも特定疾病により介護認定を受けていれば利用できます。

利用条件や費用については、介護保険や医療保険の適用があり、利用回数や頻度には制限があるため、詳細は主治医やケアマネジャーに相談することをお勧めします。

要支援でも訪問リハビリテーションは受けられる?

実は要支援の方でも訪問リハビリを受けることができます。

具体的には、「介護予防訪問リハビリテーション」というサービスが利用可能です。

これは、要支援1または要支援2の認定を受けている方が対象となります。

介護予防訪問リハビリテーションは、介護が必要となる前に、身体機能の維持や回復を支援するためのサービスです。理学療法士や作業療法士が自宅を訪問し、適切なリハビリプログラムを提供します。

このサービスは、将来的に要介護状態になる可能性がある方や、日常生活に不便を感じている方が対象となっており、自立した生活を維持するための支援を目的としています。

利用料金やサービス内容の詳細については、市区町村の窓口や地域包括支援センター、ケアマネジャーに問い合わせることをお勧めします。

主治医の認可が必要であるため、訪問リハビリを希望する場合は、まずは主治医と相談することが大切です。

訪問リハビリテーションの利点は?

訪問リハビリの利点は多岐にわたりますが、主なメリットは以下の通りです。

  1. 移動する手間がない:自宅でリハビリを受けられるため、歩行に支障がある方でも移動の負担がありません。
  2. 待ち時間が無い:病院や治療所での待ち時間がなく、予定通りにリハビリが受けられます。
  3. マンツーマンでしっかりリハビリを受けられる:周囲を気にせず、集中してリハビリができます。
  4. 実際の生活の場で訓練できる:自宅環境でのリハビリにより、日常生活に直結する機能の回復や維持が図りやすいです。
  5. 続きやすい:訪問リハビリは自宅に来てもらえるため、継続しやすく、成果が出やすいです。
  6. 自宅だからリラックスしてリハビリを受けることができる:自宅であるため、リラックスしてリハビリに臨むことができます。

これらのメリットは、特に移動が困難な方や、個別の注意深いケアが必要な方にとって大きな利点となります。

また、自宅でのリハビリは、患者さんの生活環境を理解する上でセラピストにとっても有益な情報を提供し、より個別化されたケアプランを立てることが可能になります。

おわりに

 今回は訪問リハビリテーションについて説明しました。

自宅で個別のリハビリテーションを40分~60分程度、受けられることも利点の1つです。

しかし、自宅に他人が入ってくることに抵抗を感じて、訪問リハビリテーションのサービスを受けられない方もいらっしゃいます。

そんな方は、デイサービスやデイケアを選択されることもありますが、基本的にはケアマネージャーと要相談されていることが多い印象です。

今後も介護保険で受けれるサービスを定期的に解説していきたいと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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