今回は巷で話題のたんぱく質ブームに
ついて触れてみたいと思います。
筆者もたんぱく質を数年前から意識して摂取しています。
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はじめに
たんぱく質ブームとは、近年、たんぱく質が健康や美容に良いという認識が広まり、多くの人々が積極的にたんぱく質を摂取するようになった現象です。
かつてはトップアスリートやボディビルダーが効率的な身体作りのために摂取していたものが、今では女性が美容のために、高齢者が健康のために、日常の食生活に取り入れるようになっています。
2020年の東京オリンピックを前にしてスポーツ熱が高まる中、ダイエット目的や美しい肌・髪を作るためにもたんぱく質が注目され、市場は拡大しています。
女性を対象にした調査では、普段の食事で意識して摂る栄養素としてビタミン、食物繊維に次いでたんぱく質が3位にランクインしており、たんぱく質を摂りたい理由として健康や美容目的が上位に挙げられています。
このブームは、筋肉体操や腹筋女子などの筋肉ブームだけでなく、美容と健康に欠かせない栄養素としてたんぱく質が注目されているためであると考えられます。
さらに、糖質制限をする人が増えたことで、たんぱく質を意識して多く摂ることが一つの流行になっている点も影響しているでしょう。
今回は
- たんぱく質を多く含む食品は?
- たんぱく質ブームの批判的な意見とは?
- たんぱく質の過剰摂取に注意するポイントは?
について説明していきたいと思います。
たんぱく質を多く含む食品は?
たんぱく質を多く含む食品には、以下のようなものがあります
- 肉類:
- 鶏ささみ: 約23.0g/100g
- 豚ヒレ: 約22.8g/100g
- 牛ランプ赤身: 約22.0g/100g
- 魚介類:
- 黒マグロ赤身: 約26.4g/100g
- ビンナガマグロ: 約26.0g/100g
- 大豆製品:
- 豆腐
- 納豆
- 大豆加工食品(味噌、しょうゆ、きな粉など)
- 乳製品:
- 牛乳
- チーズ
- 卵
これらの食品は、たんぱく質の良い供給源となります。
ただし、たんぱく質の摂取にはバランスが重要であり、動物性と植物性のたんぱく質を適切に組み合わせることが推奨されています。
また、食品に含まれる脂質の量にも注意し、全体的な栄養バランスを考慮することが大切です。
必要なアミノ酸を効率よく摂取するためにも、様々な種類のたんぱく質源を食事に取り入れることをお勧めします。
たんぱく質ブームの批判的な意見とは?
たんぱく質ブームに対する批判的な意見も存在します。
一部の専門家は、たんぱく質の摂取が健康や美容に良いとされる一方で、その摂り方について誤解があると指摘しています。
たんぱく質は適切に摂取することが重要であり、ただ多く摂れば良いというわけではないという意見があります。
例えば、金津里佳さんの著書『9割が間違っている「たんぱく質」の摂り方』では、ダイエットや筋トレにおいてたんぱく質が重要視されている現状に対し、警鐘を鳴らしています。
肉や魚などのたんぱく質を「おいしく」「たっぷり」食べることが健康の証であるとしながらも、無理に摂取することで様々な不調が出る可能性があると警告しています。
また、たんぱく質の摂取には植物性と動物性のバランスが重要であり、片方に偏った摂取は推奨されていません。
過剰なたんぱく質摂取は、腎臓に負担をかけることや、他の重要な栄養素の摂取がおろそかになるリスクも指摘されています。
このように、たんぱく質ブームには多くの利点がある一方で、その摂取方法や量については慎重な検討が必要であるという批判的な意見もあるのです。
健康的な食生活を送るためには、たんぱく質だけでなく、バランスの良い栄養摂取が大切です。
たんぱく質の過剰摂取に注意するポイントは?
たんぱく質の過剰摂取に注意するポイントはいくつかあります。
適切な量を摂取することが重要で、以下の点に留意すると良いでしょう
- 摂取目安量を守る: 成人の場合、1日あたりのたんぱく質の推奨摂取量は体重1kgあたり約0.8gです。運動量や健康状態に応じて適宜調整が必要です。
- 脂質の量に気を付ける: 動物性たんぱく質には脂質が多く含まれているため、摂取量に注意し、植物性たんぱく質もバランスよく取り入れることが大切です。
- 食事のバランスを考える: たんぱく質だけでなく、炭水化物や脂質、ビタミン、ミネラルなど他の栄養素もバランスよく摂取することが重要です。
- 水分を十分に取る: たんぱく質の代謝には水が必要です。適切な水分摂取は、腎臓への負担を軽減し、尿路結石のリスクを減らすのに役立ちます。
- 過剰摂取のサインに注意する: たんぱく質の過剰摂取は、消化不良、便秘、下痢などの消化器症状や、長期的には腎臓への負担増加につながる可能性があります。
これらのポイントを踏まえ、個々の健康状態やライフスタイルに合わせたたんぱく質の摂取を心がけることが大切です。
必要であれば、栄養士や医師に相談するのも良いでしょう。
おわりに
たんぱく質は他の3大栄養素と違い身体にため込むことができないため、毎日摂取しなければなりません。
今回の話を参考にして頂き、たんぱく質を摂取して頂ければと思います。
筆者もたんぱく質を摂取してから、「倦怠感が減った」、「肌つやが良くなった」など身体の変化を感じています。
批判的な意見もありますが、適切に摂取すれば、健康にいいと筆者は考えます。
たんぱく質について分からないことがあれば、コメントして頂けると幸いです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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