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1日5分の散歩で心と身体も変わる理由とは?

今回は、1日5分の散歩で心と身体も変わる理由について説明していきます

医療従事者の立場から説明していきますので、是非参考にしてみて下さい!

はじめに:なぜ「1日5分の散歩」が注目されるのか

現代人の多くは、長時間の座りっぱなしや運動不足により、健康リスクが高まっています。

しかし、忙しい日常の中で運動の時間を確保するのは難しいものです。

そこで注目されているのが、「1日5分の散歩」です。

短時間でも継続することで、心身に多くのメリットがあることが研究で明らかになっています。


1. 心の健康への効果

短時間の散歩でも、心の健康に良い影響を与えることが分かっています。

  • ストレスの軽減自然の中を歩くことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられ、リラックス効果が得られます。

  • 気分の向上歩行によってセロトニンやエンドルフィンといった「幸福ホルモン」が分泌され、気分が明るくなります。

  • 集中力の向上短い散歩でも脳の血流が改善され、集中力や注意力が高まることが報告されています。

  • 不安や抑うつの軽減定期的な散歩は、不安や抑うつ症状の軽減にも効果があるとされています。

 


2. 身体の健康への効果

短時間の散歩でも、身体にさまざまな良い影響を与えます。

  • 血糖値の安定座りっぱなしの時間を減らし、5分の散歩を取り入れることで、血糖値の急上昇を抑える効果があります。

  • 血圧の低下定期的な短い歩行は、収縮期血圧を4〜5mmHg下げる効果があると報告されています。

  • 心肺機能の向上歩行は心肺機能を高め、心臓病や脳卒中のリスクを低減します。

  • 筋力と骨密度の維持定期的な歩行は、筋力や骨密度の維持にも寄与し、骨粗鬆症の予防につながります。

 


3. 日常生活への取り入れ方

「1日5分の散歩」を日常に取り入れるための工夫をご紹介します。

  • 時間を決めて習慣化朝起きた後や昼食後など、特定の時間に散歩をすることで、習慣として定着しやすくなります。

  • 場所を工夫する自宅周辺や職場の近くなど、気軽に歩ける場所を見つけておくと、継続しやすくなります。

  • 歩行の質を高める姿勢を正し、少し速めのペースで歩くことで、より多くの効果が期待できます。

  • テクノロジーの活用スマートフォンの歩数計アプリなどを利用して、歩行の記録をつけると、モチベーションの維持につながります。

 


おわりに

「1日5分の散歩」は、忙しい現代人にとって取り入れやすく、心身の健康を支える有効な手段です。

短時間でも継続することで、多くの健康効果が得られることが研究で示されています。

ぜひ、日常生活に取り入れてみてください。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました


参考文献

  1. Columbia University Irving Medical Center. (2023). Rx for Prolonged Sitting: A Five-Minute Stroll Every Half Hour. Retrieved from https://www.cuimc.columbia.edu/news/rx-prolonged-sitting-five-minute-stroll-every-half-hourWBUR+2コロンビア大学医療センター+2Harvard Health+2

  2. Mayo Clinic. (n.d.). Walking: Trim your waistline, improve your health. Retrieved from https://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/fitness/in-depth/walking/art-20046261Mayo Clinic

  3. VCU Health. (2024). One small step: The mental health benefits of walking outside. Retrieved from https://www.vcuhealth.org/news/one-small-step-the-mental-health-benefits-of-walking-outside

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