今回は、睡眠と呼吸の関係について説明していきます
呼吸療法士の立場から説明していきますので、是非参考にしてみて下さい!
はじめに:寝ても疲れが取れない原因は「浅い呼吸」にあるかもしれません
「しっかり睡眠をとっているのに、翌朝も疲れが残っている」と感じることはありませんか?
その原因の一つとして、睡眠中の「浅い呼吸」が挙げられます。
呼吸が浅いと、体内に十分な酸素が供給されず、睡眠の質が低下し、結果として疲労感が抜けにくくなるのです。
1. 浅い呼吸が睡眠の質に与える影響
呼吸と自律神経の関係
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呼吸は自律神経と密接に関係しており、浅い呼吸は交感神経を優位にし、リラックスを妨げます。
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深い呼吸は副交感神経を活性化し、心身のリラックスを促進します。
睡眠中の呼吸パターン
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浅い呼吸は睡眠の深さに影響を与え、ノンレム睡眠の質を低下させます。
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結果として、睡眠中の回復機能が十分に働かず、疲労感が残ります。
2. 浅い呼吸が引き起こす身体的・精神的影響
身体的影響
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酸素供給の不足により、筋肉や臓器の機能が低下します。
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慢性的な疲労感や倦怠感が続くことがあります。
精神的影響
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集中力の低下やイライラ感が増すことがあります。
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睡眠の質の低下が、うつ症状や不安感を引き起こす可能性があります。
3. 浅い呼吸を改善するための具体的な方法
呼吸法の実践
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腹式呼吸や4-7-8呼吸法など、深い呼吸を意識的に行う練習を取り入れましょう。
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就寝前に深呼吸を行うことで、リラックス状態を促進します。
生活習慣の見直し
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ストレスを溜め込まないよう、適度な運動や趣味の時間を確保しましょう。
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寝室の環境を整え、快適な睡眠環境を作ることも重要です。
おわりに:深い呼吸で質の高い睡眠を手に入れましょう
浅い呼吸は、睡眠の質を低下させ、慢性的な疲労感を引き起こす要因となります。
日々の生活の中で、呼吸を意識し、深い呼吸を取り入れることで、睡眠の質を向上させ、疲労感の軽減につながります。
まずは、就寝前の深呼吸から始めてみてはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました
参考文献
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「睡眠時の呼吸が浅いと疲れが取れない!セルフチェックと改善方法」
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「眠りが浅い・思うように眠れないなどの原因は?睡眠の質を改善」
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「眠りが浅い原因は?ぐっすり眠る方法を睡眠のメカニズムから解説」Starter Kitアリナミン朝日新聞+1いびきメディカルクリニック+1