こんにちは。作者の嫁です。
この前、職場で柿を頂いたので食べていたところ、
職員の1人が「柿を食べたら貧血になるらしいねぇ」と言っていたため
今回は柿を食べると貧血になるのか?という疑問を探っていこうと思います。
柿と貧血の関係性
結論からぱっと調べたところ、
柿による貧血はありえる!とのことです (なんと驚き!)
柿には鉄分の吸収を妨げるタンニンという成分が含まれており、
これが原因で貧血になると考えられているそうです (ふむふむ、、)
タンニンとは?
タンニンは、植物に広く存在するポリフェノールの一種であり、
未熟な果実や種子、植物の葉、樹皮、根などに含まれているとのこと。
特に、柿・赤ワイン・コーヒー・緑茶・紅茶などに多く含まれており、
口に含むと「渋み」を感じる成分とのこと。
作者(嫁)が驚きなのが、趣向品として好まれるコーヒーなどにも含まれているという事!
じゃあ、コーヒー、緑茶、紅茶の多量摂取も、もしや貧血に繋がるのか!?
ではタンニンと貧血の関係性ってなんでしょうか、、?
タンニンと貧血の関係性
タンニンは上記でも述べたように、ポリフェノールの一種です。
タンニンは金属と結合しやすいという性質を持っているようで、
タンニンを摂取することで、鉄分と結びつき「タンニン鉄」となります。
「タンニン鉄」は水に溶けにくい成分であり、腸からの鉄分吸収が妨げられることで、
貧血になってしまうというメカニズムです。
以上のことから、鉄分の多い食事や、サプリメントを摂取しても
食べ合わせ、飲み合わせによっては成分が半減してしまうのでは!?
そしてなんと、「タンニン」=「カテキン」という事実も発覚!
「カテキン」といえば、お茶などに多く含まれているイメージでなじみのある単語ですね、、、
その「カテキン」も鉄分の吸収を抑えてしまう成分と思うと、少し驚きです(汗)
調べていくと、お茶の鉄分への影響についての論文を発見!
↓緑茶系飲料の投与がラットの鉄、及び亜鉛栄養状態に及ぼす影響↓
上記の論文中の米国の研究より、
少なくとも先進国において、鉄の摂取が十分な成人では、茶の飲用が鉄の栄養状態を
低下させる明確な証拠はなく、鉄欠乏のリスクを持つヒトにおいて、
茶を食間に飲用するか、食後1時間控えることで十分である
との記載あり。
加えて、論文の結論として
茶系飲料の鉄栄養状態に影響を及ぼす直接的影響が極めて小さい。
(省略)~少なくともバランスの取れた食事内容であり、一般的な飲用量の範囲であれば、
鉄栄養に対する茶系飲料の飲用の影響に関して神経質になる必要はない。
と書かれていました!
以上の事から、そこまで過剰に心配する必要はなさそうですね。(ひと安心。)
タンニンは悪い成分?
こんなに悪い印象ばかり出てきた、「タンニン」ですが
良い点ももちろんありますよ(汗)
簡単に調べたところ、
タンニンには抗酸化作用があり、癌の予防や殺菌作用、
便を硬くする作用もあるとのことで、下剤にも用いられていたりと、、(ふむふむ)
あ、二日酔いにも効果があるみたいです!(有能なタンニン様!)
終わりに
タンニンは口に含むと渋みを感じる成分とのことですが、
柿を食べて「渋っ!?」っと感じたことは少ないので、
お茶などに比べて含まれている量は少ないのかなと考えられますね(笑)
前述より、お茶でも大きな心配はないとのことなので、大量摂取などしなければそこまでの心配はいりませんね(ほっとひと安心)
(※鉄分などを服用・服薬されている方は、1~2時間程の時間を空けてから食べるのが無難です)
何にしても、食べ過ぎは良くないですね。
フルーツは体を冷やすとも言いますし、適量を食べて満足感を得るのが大事!(笑)
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました♡
また気ままに、ぼちぼち日常の疑問を載せていけたらと思います。
調べてほしい疑問などありましたらコメントへ