今回は、心臓病を防ぐ「神フード」について説明していきます
心リハ指導士の立場から説明していきますので、是非参考にしてみて下さい!
はじめに
心臓病は、がんに次いで日本人の死因第2位を占める重大な疾患です。
しかし、日々の食生活を見直すことで、そのリスクを大幅に減らすことが可能です。
今回は、心臓リハビリテーションの専門家が厳選した「心臓病を防ぐ神フード5選」をご紹介します。
これらの食品は、最新の研究でもその効果が裏付けられています。
日常の食事に取り入れやすいものばかりですので、ぜひ参考にしてください。
1. アーモンド:コレステロールを下げる天然のサプリメント
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アーモンドは、悪玉コレステロール(LDL)を減少させ、善玉コレステロール(HDL)を増加させる効果があります。
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1日28グラムの摂取で、心臓病のリスクが約16%減少することが報告されています。
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抗酸化物質であるポリフェノールが豊富で、動脈硬化の予防にも効果的です。
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血糖値の安定にも寄与し、糖尿病予防にもつながります。
2. カカオ:血管を柔らかくする甘い味方
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高カカオチョコレートに含まれるフラボノイドは、血管を拡張し、血圧を下げる効果があります。
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適量(1日30グラム程度)の摂取で、心不全のリスクが13%減少するとの研究結果があります。
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抗酸化作用が強く、細胞の老化を防ぎます。
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ただし、砂糖や脂肪分の多いチョコレートは逆効果となるため、カカオ含有量70%以上のものを選びましょう。
3. 全粒穀物:食物繊維で血管を守る
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全粒穀物は、食物繊維が豊富で、コレステロールの吸収を抑制します。
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1日30グラムの摂取で、心臓病のリスクが5%減少し、100グラムで17%減少するとの報告があります。
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ビタミンEやベータカロテンなどの抗酸化物質も含まれており、動脈硬化の予防に効果的です。
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玄米や全粒パン、オートミールなどで手軽に摂取できます。
4. 青魚:オメガ3脂肪酸で心臓を強化
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サーモンやマグロなどの青魚には、EPAやDHAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
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これらの脂肪酸は、血液をサラサラにし、血栓の予防に効果があります。
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週に2回以上の魚の摂取で、心筋梗塞のリスクが10%減少するとの研究があります。
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魚が苦手な方は、魚油サプリメントで補うことも可能ですが、信頼できる製品を選びましょう。
5. 緑黄色野菜:ビタミンとミネラルで血圧をコントロール
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ほうれん草やケールなどの緑黄色野菜は、カリウムやマグネシウムが豊富で、血圧の調整に役立ちます。
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食物繊維も多く含まれており、コレステロールの排出を促進します。
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抗酸化物質であるカロテノイドやポリフェノールも豊富で、細胞の老化を防ぎます。
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1日350グラム以上の野菜摂取が推奨されています。
おわりに
心臓病は、日々の食生活の積み重ねによって予防することが可能です。
今回ご紹介した「神フード5選」は、どれも手軽に取り入れられるものばかりです。
まずは、毎日の食事に1つずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。継続することで、心臓の健康を守る大きな一歩となるでしょう。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました
参考文献
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Bangkok Heart Hospital. 「スーパーフードで心臓を健康にし、新年を迎えよう」
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日本心臓財団. 「心臓にやさしいハートレシピ」
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医療法人社団ゆみの. 「心臓病予防アクション:食事編」 bangkokhospital.comjhf.or.jpyumino-medical.com