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人生100年時代に備える!40代から始める肺活トレーニング

今回は、40代から始める肺活トレーニングについて説明していきます。

呼吸療法士の立場から説明していきますので、是非最後まで読んでみて下さい!

はじめに

人生100年時代を迎え、健康寿命を延ばすことが重要視されています。

その中でも、呼吸機能の維持・向上は、日常生活の質を高め、さまざまな疾患の予防にもつながります。

特に40代からの「肺活トレーニング」は、将来の健康への投資として非常に効果的です。


1. 肺活トレーニングの重要性

1-1. 加齢による肺機能の低下

  • 肺機能は20〜25歳でピークを迎え、その後徐々に低下します。

  • 35歳を過ぎると、呼吸筋の筋力や肺の弾力性が減少し、呼吸効率が悪化します。American Lung Association

1-2. 呼吸筋トレーニングの効果

  • 呼吸筋トレーニング(Respiratory Muscle Training: RMT)は、呼吸筋の強化により、呼吸困難の軽減や運動耐性の向上に寄与します。

  • RMTは、最大吸気圧や呼気圧の改善を通じて、肺活量の増加や呼吸機能の向上を促進します。

1-3. 呼吸筋トレーニングの実践方法


2. 40代から始める肺活トレーニングの具体的な方法

2-1. 呼吸法の実践

  • 腹式呼吸:​横隔膜を意識して深く息を吸い、ゆっくり吐き出すことで、呼吸筋を鍛えます。

  • 口すぼめ呼吸:​息を吸った後、口をすぼめてゆっくり吐き出すことで、呼吸のコントロールを改善します。

2-2. 有酸素運動の取り入れ

2-3. 呼吸筋トレーニングデバイスの活用

  • 市販の呼吸筋トレーニングデバイスを使用することで、効率的に呼吸筋を鍛えることができます。

  • 日常生活に取り入れやすく、継続的なトレーニングが可能です。

 


3. 肺活トレーニングによる全身への影響

3-1. 心肺機能の向上

  • 呼吸筋の強化により、酸素の取り込み効率が改善され、心肺機能が向上します。

  • これにより、日常生活での疲労感の軽減や、運動時の持久力の向上が期待できます。

3-2. ストレスの軽減

  • 深い呼吸は、副交感神経を刺激し、リラクゼーション効果をもたらします。

  • これにより、ストレスや不安の軽減、睡眠の質の向上が期待できます。

3-3. 認知機能の改善

  • 呼吸筋トレーニングは、脳への酸素供給を促進し、認知機能の維持・向上に寄与します。

  • 特に高齢者において、記憶力や注意力の改善が報告されています。MDPI

 


おわりに

40代から始める肺活トレーニングは、将来の健康への投資として非常に価値があります。

呼吸筋の強化や呼吸法の実践、有酸素運動の取り入れにより、肺機能の維持・向上が期待できます。

また、心肺機能の向上やストレスの軽減、認知機能の改善など、全身へのポジティブな影響も見込まれます。

日々の生活に取り入れやすい方法から始め、継続的なトレーニングを心がけましょう。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。


参考文献

  1. Healthline. “How to Increase Lung Capacity: Breathing Exercises.” https://www.healthline.com/health/how-to-increase-lung-capacity

  2. American Lung Association. “Exercise and Lung Health.” https://www.lung.org/lung-health-diseases/wellness/exercise-and-lung-health

  3. StatPearls. “Respiratory Muscle Strength Training.” https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK603753/メディカルニューストゥデイ+2Healthline+2Verywell Health+2American Lung Association+1American Lung Association+1NCBI

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