今回は動脈硬化の危険因子とその目標について説明していきます。
そもそも動脈硬化とは?
動脈は、心臓から出る血液を全身に運ぶ役割があります。その血管の中がプラークという物質で血管の中が細くなる状態を動脈硬化と言います。
イメージとしたら、上の図が参考になります。
正常の血管は、血管の中に不純物が無く、血液の通りが良く見えると思います。
下の血管の黄色で示されているのが、プラークとなります。
このプラークが動脈のあらゆる所にできることを動脈硬化と言います。
動脈硬化の危険因子には「高血圧」、「脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、「糖尿病」、「高尿酸血症」、「喫煙」、「飲酒」、「肥満」などが代表的です。
それぞれの目標の指標を下記に挙げていきますので是非参考にしてみて下さい。
高血圧
高血圧とは、
収縮期血圧(上の血圧)140㎜Hg以上もしくは、拡張期血圧(下の血圧)90㎜Hgのことを指します。
目標
目標の血圧は140/90㎜Hg未満です。
また、糖尿病や腎臓の働きが悪い方は、130/80㎜Hg未満
75歳以上の方は150/90㎜Hg未満を目標とすることが目安となります。
しかし、自宅で血圧を測定する場合はそれぞれ−5㎜Hgずつしたを目指してください。
どうしても病院で血圧を測定すると、緊張して血圧が上がることが多いのがその理由です。
脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)
脂質異常症は
LDL(悪玉)コレステロール140mg/dl以上、HDL(善玉)コレステロール40mg/dl未満、中性脂肪150mg/dl以上のことを指します。
目標
LDL(悪玉)コレステロール100mg/dl未満、HDL(善玉)コレステロール40mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl未満を目標としましょう。
糖尿病
糖尿病は
HbA1cが6.5%を超えると、糖尿病型(いわゆる糖尿病予備軍)といわれます。その他様々な項目も加え、診断されることが多いです。
目標
HbA1cの目標の数字は、7.0%未満を目標としましょう。
高尿酸血症・喫煙・飲酒
高尿酸血症は
尿酸値が7.0mg/dl以上のことを指します。
目標
尿酸値の目標の数字は6.0mg/dl以下を目標としましょう
喫煙している方は、必ず禁煙しましょう。
飲酒の目標は1日1合までもめやすにしましょう
(※ビール:中ビン1本、ワイン:グラス2杯、焼酎:100㏄程度が目安となります。)
肥満
肥満は
BMI25以上のことを指します。
BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算することができますので、自身のBMIを計算してみましょう。
またメタボリックシンドロームとは
- 腹囲:男性85㎝/女性90㎝以上
- 高血圧・脂質異常症・高血糖のいずれか2項目
に当てはまると診断されます
なるべく毎日、起床後など、同じ時間帯で体重を図るように心がけましょう。
おわりに
動脈硬化は血管が細くなり、様々な病気を引き起こす物ですが、日々の生活を見直すことで予防することができます。まずは、上記の内容に当てはまっていないか、もし当てはまった物があったとしても、目標値を参考にして、動脈硬化の予防に取り組んで頂ければ幸いです。