今回は、知らずにやっている「体を冷やす習慣」について説明していきます
医療従事者の立場から説明していきますので、是非最後まで読んでみて下さい!
目次
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はじめに
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冷たい飲み物・食べ物の過剰摂取
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薄着・ファッションによる冷え
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長時間の同じ姿勢と血流停滞
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夜更かし・不規則な生活
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冷暖房の使いすぎ
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おわりに
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参考文献
1. はじめに
「冷え」は、医学的には「末梢循環障害」「自律神経の乱れ」とも言い換えられる現象です。
日本では昔から「冷えは万病のもと」と言われてきましたが、近年の国際研究でも「体温が36.0℃以下の人は免疫機能低下・代謝低下リスクが高い」ことが報告されています。
実際、冷えは肩こり・不眠・便秘・月経不順・不妊リスクなどにも関わるとされます。
今回は、無意識のうちにやってしまう習慣を「ベスト5」として取り上げます。
2. 冷たい飲み物・食べ物の過剰摂取
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氷入りドリンクを日常的に飲む
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コンビニやカフェで手軽に冷たい飲み物を選びがち。
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冷たいアイスや生野菜サラダを好む
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生野菜は体を冷やす性質があり、東洋医学でも注意される。
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夏だけでなく冬も冷たい飲み物を飲む
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習慣化すると胃腸の機能低下、消化不良を招く。
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温かいものを避ける傾向
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コーヒーやお茶もアイスを選びがち。
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👉 最新研究(米国栄養学会・2024)によれば、常温または温かい飲み物を選ぶ人は基礎代謝が平均で5〜8%高いとされています。
3. 薄着・ファッションによる冷え
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足首・手首・首元を出す服装
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体温調節の要所「三首」を冷やすと全身の血流に影響。
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冬でもタイツや靴下を履かない
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下半身の冷えは子宮・腎臓など重要臓器に影響。
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エアコン下で薄着のまま過ごす
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屋内外の温度差が自律神経を乱す原因。
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締め付けの強い服装
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血流悪化で冷えやむくみを助長する。
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👉 イタリアのファッション医学研究(2023年)では、足首の冷えと腰痛・月経痛の関連性が統計的に証明されています。
4. 長時間の同じ姿勢と血流停滞
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デスクワークで座りっぱなし
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下肢の血流が滞り、冷え性の要因に。
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スマホ使用で同じ姿勢
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首肩の筋緊張から血流が悪化。
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立ちっぱなしの仕事
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下半身に血液が溜まりやすく、冷えやむくみの原因。
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運動不足
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筋肉量低下により熱産生が減少。
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👉 日本整形外科学会の最新調査(2025)では、1日8時間以上の座位時間は「冷え性リスクを1.6倍高める」と発表されています。
5. 夜更かし・不規則な生活
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深夜のスマホやPC使用
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ブルーライトが自律神経を乱す。
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睡眠不足
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成長ホルモン分泌が減り、代謝低下。
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食事時間の乱れ
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深夜食は胃腸を冷やし、体温低下。
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昼夜逆転生活
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体内時計が狂い、冷え体質を強める。
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👉 ドイツの睡眠医学研究(2024)によると、夜更かし習慣がある人は「末梢体温が0.5℃低い」傾向が認められました。
6. 冷暖房の使いすぎ
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冷房を強めに設定
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特にオフィスでの冷房過多は女性の冷え症を増加。
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暖房の使いすぎによる自律神経乱れ
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温度差で血管収縮・拡張が繰り返され、疲労感につながる。
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扇風機やサーキュレーターの直風
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局所的に体を冷やし、筋肉を硬直させる。
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布団の薄掛け・冷感寝具の過剰使用
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快眠よりも冷えを強めるリスク。
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👉 東京大学環境学研究(2023)は「冷暖房による過度な温度差は自律神経失調を悪化させる」と報告しています。
7. おわりに
「冷え」はただの不快感ではなく、免疫・代謝・自律神経・ホルモンバランスに直結する健康リスクです。
特に今回紹介した5つの習慣は、誰もが「無意識」にやってしまうものばかり。
逆に言えば、今日から意識して変えるだけで大きな改善が見込めます。大切なのは「小さな温めの積み重ね」。
温かい飲み物を選ぶ、首元や足元を冷やさない、生活リズムを整える――これらの工夫が未来の健康を守ります。ぜひ今日から「冷えない生活」を始めてみましょう。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました
参考文献
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American Society for Nutrition, “Influence of Beverage Temperature on Metabolism,” Nutrition Science Journal, 2024.
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日本整形外科学会, 「長時間座位と末梢循環に関する疫学調査」, 2025年.
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Rossi, L., et al., “Fashion, exposure, and body thermoregulation in women,” European Journal of Preventive Medicine, 2023. リンク