この記事は2024年4月に書かれた記事です。
はじめに
ここ最近、西日本~北日本の広い範囲で黄砂が飛来しています。
黄砂によって都心の空は、遠くの景色がぼんやりとかすんで見えたり、また、新潟市や仙台市でも車に汚れがつくなどの影響が出ています。
今回は
- 黄砂とはそもそも何なのか
- 黄砂によって起こる身体の症状
- 黄砂の予防方法
について説明していきます。
筆者の黄砂の予防法も書いていますので、是非参考にして下さい。
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黄砂とはそもそも何なのか?
黄砂とは、中国やモンゴルのタクラマカン砂漠やゴビ砂漠、黄土高原などにある砂やちりのことを指します。
これらの乾燥・半乾燥地域から、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象を指します。
特に、中国の砂漠地帯から発生した黄砂は日本まで飛来し、健康被害や洗濯物の被害、車の汚れや傷などの被害を引き起こしています。また、黄砂は砂塵や微小な粒子から成り立っており、その濃度が高くなると、大気環境に与える影響も大きくなります。
日本では2月から5月にかけて黄砂が多く観測されています。この時期は、偏西風が強く吹き、乾燥した砂漠地帯から微小な粒子が舞い上がり、黄砂が発生しやすくなります。
黄砂によって起こる身体の症状
黄砂によって引き起こされる身体の症状は以下のようなものがあります
- アレルギー症状:黄砂が飛来している日には、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状が出る人がいます。具体的には、目のかゆみ、結膜炎、鼻水、くしゃみなどを引き起こすことがあるといいます。
- 呼吸器疾患の症状:黄砂は、咳や喘息といった呼吸器疾患の症状が出る場合もあります。実際に、黄砂の飛来と呼吸器疾患について、小児では受診数が増加、成人では救急搬送の増加との関連が報告されています。
- 循環器疾患の症状:黄砂の飛来と循環器疾患への関連も認められています。黄砂が飛来した際に、脳梗塞や心筋梗塞の発症数と入院数の増加が報告されています。
これらの症状は、黄砂が人体に直接影響を及ぼすことにより引き起こされます。ただし、これらの症状は個々の体質や健康状態により異なるため、については具体的な症状やその対策医療専門家に相談することをお勧めします。
ちなみに筆者は黄砂の時期になると、アレルギー症状である鼻水と目のかゆみが出てきます。
黄砂の予防方法
黄砂の予防方法については、以下のような対策があります
- うがい・手洗い・洗顔と衣類を払って黄砂を落とす:外出から帰ったら、うがいや手洗い、洗顔を行い、体についた黄砂を取り除きます。また、衣類についた黄砂も払い落とすことが重要です。
- 洗濯物はなるべく部屋干しに:黄砂が多い日は、洗濯物を部屋干しにすることで、黄砂の付着を防ぐことができます。
- できるだけ窓を開けない:室内への黄砂の侵入を防ぐため、窓を開けるのは必要最小限にとどめましょう。
- 空気清浄機を活用する:空気中の黄砂などを除去できる空気清浄機を使うことも対策の一つです。
- こまめに掃除をする:室内で黄砂が舞わないよう、ハンディモップや掃除機などを使ってこまめな掃除を心がけ、部屋の中の黄砂を除去しましょう。
- 外出時にはマスクを着用する:黄砂を吸い込まないようにマスクをつけることも対策方法の一つです。
- 長袖など肌に直接触れない服装にする:肌荒れ、かゆみなどは、黄砂が肌に触れることで生じている可能性も考えられます。長袖など肌の露出が少ない服装を意識しましょう。
筆者は、まず外出したらお風呂に入り黄砂を落とします。特に顔に黄砂がついていることが多いため、洗顔は念入りに行います。
もちろん洗濯物は部屋干しにして、空気清浄機をフル稼働させています。
外出時はマスクに加えて、伊達メガネをかけて、目に入る黄砂の予防をします。
室内での洗濯物の生乾きが気になる方は、以下の洗剤がお勧めです。
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