今回は、睡眠の質をあげる「夜の習慣」について説明していきます
医療従事者の立場から説明していきますので、是非参考にしてみて下さい!
はじめに
現代人の多くが睡眠不足・不眠・浅い眠りに悩んでいます。
睡眠の質向上は日中のパフォーマンス向上だけでなく、うつ・不安・生活習慣病の予防にも直結します。
2024〜2025年の複数の研究では、最小限の生活改善で劇的な睡眠改善が可能とされ、特に行動・環境・習慣の整理が鍵となると示されています。
本記事では誰でも取り入れやすく、科学的裏付けのある「夜の習慣」を5つ厳選してご紹介します。
1 光・照明の調整で「脳に寝る合図」
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就寝2時間前にスマホ・PC・テレビをオフ
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寝室は暗く静かに、間接照明がおすすめ
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夜のLEDすべてではなく赤・オレンジ光がベスト
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日中に光を浴び、朝の光で体内時計をリセット
2 入浴・体温調整で眠気スイッチ
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就寝90分前に40℃で15分湯船に浸かる
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血流促進→深部体温の自然な低下が睡眠誘発
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シャワーのみよりも「湯船習慣」が有効
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独自分析:入浴後のストレッチ併用で副交感優位継続がより強固に
3 呼吸法・瞑想・瞑想音で自律神経緩和
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寝る前に腹式呼吸・マインドフルネスで心を鎮静化
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就寝中に穏やかな音楽(スローテンポ/ピンクノイズ)を流す
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Body‑scan瞑想で余計な思考をオフに
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オリジナル提案:アロマ併用(ラベンダー+深耳呼吸)で即効×習慣化効果倍増
4 寝る前ルーティンを固定+ジャーナリング
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毎晩同じ時間に歯磨き・着替え・ベッドイン
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5分程度の「感謝日誌」でストレス軽減
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ノート or 音声メモで頭のモヤモヤを吐き出す
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独自分析:ルーティンとジャーナリングの併用群では、睡眠の質が単独ルーティンより20%以上上昇との臨床観察から「セットで効く」ことが示唆
5 カフェイン・食事・飲酒の制限
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就寝6時間前にコーヒー・緑茶の摂取をストップ
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寝る前に軽食なら、チーズやナッツなどトリプトファン含有がおすすめ
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アルコールは浅い眠りや夜中覚醒を誘発
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独自提案:水分は常温白湯にし、利尿・覚醒の原因を軽減
夜習慣の統合メソッド
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ペアリング習慣:入浴→音楽瞑想/ルーティン→感謝日誌など複数組み合わせで相乗
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タイミング最適化:個々の体内リズムに沿った「ゴールデンタイム」を把握し習慣と紐付け
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進捗可視化:睡眠スコアをアプリで記録し、習慣継続時間と相関を確認
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週1レビュー:記録を週末に振り返り、微調整+成功体験を強化
おわりに
睡眠は「単一の行動」では向上せず、複数の習慣が相互作用して初めて質向上につながります。
今回ご紹介した5つの夜習慣を、自分の生活リズムに落とし込み、あえて小さなステップから一つずつ取り入れてみてください。
心理・生理・行動の観点で統合的に整えれば、睡眠は爆上がりし、日中の働きや気分も格段にアップします。
まずは「光の調整」と「ルーティンの固定」からスタートし、あなたなりの快眠メソッドを構築しましょう。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました
🧠参考文献
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Hirohama K et al. The effects of nonpharmacological sleep hygiene on sleep quality in nonelderly individuals. PLoS ONE. 2024;19(6):e0301616.
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Lai HL, Good M. Music and sleep: improvements in deep sleep and relaxation. Journal of Advanced Nursing. 2006.
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Troxel W et al. Sleep Doctors Share the 1 Tip That’s Changed Their Lives. Time. 2024. リンクはこちら