今回はオーラルフレイルについて
説明していきます。
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はじめに
年を重ねるごとに口腔機能が落ちる現象が現れます。
このことを「オーラルフレイル」と呼ばれています。
今回は
- オーラルフレイルとは?
- オーラルフレイルの予防法
- 高齢者向けの口腔トレーニング
について説明していきます。
オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは、主に高齢者に見られる口腔機能の衰えを指します。
これには、滑舌の低下や食べ物を噛む機能の減退などが含まれ、加齢による筋力の低下や歯の喪失が主な原因です。
オーラルフレイルは、身体的な衰えだけでなく、精神的・社会的な側面にも影響を及ぼす可能性があり、生活の質(QOL)に大きく関わっています。
日本歯科医師会では、オーラルフレイルの予防と対策を推進しており、8020運動(80歳で20本以上の自分の歯を保つこと)などの取り組みを通じて、口腔健康の維持に努めています。
オーラルフレイルの進行は個人差があり、早期の対策が理想的です。そのためには、口まわりの変化に気付き、適切なケアを行うことが重要です。
オーラルフレイルの予防法
オーラルフレイルの予防には、以下のような方法があります。
- 口腔内を清潔に保つ:適切な口腔ケアを行い、虫歯や歯周病を予防します。これには、歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、マウスウォッシュ、液体ハミガキなどを使用し、定期的な歯科検診も重要です。
- 口腔機能の維持・改善:噛む力や舌の動きを維持するためのトレーニングを行います。例えば、ガムを噛むことで咀嚼(そしゃく)機能を鍛えたり、舌の体操や口の体操を行うことが挙げられます。
- 定期的な歯科検診:自分の歯や口の状態を知り、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることも予防に役立ちます。
これらの予防方法は、オーラルフレイルだけでなく、全身の健康維持にもつながるため、日常生活に取り入れることが推奨されています。
定期的なケアとトレーニングにより、口腔機能の衰えを防ぎ、健康な生活を維持しましょう。
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高齢者向けの口腔トレーニング
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。