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フレイルという用語を理解する

今回は、フレイルという用語について説明していきたいと思います。

フレイルとは、どのような状態(定義)?

 フレイルとは、Fraily,Frail,の日本語訳として使用され、高齢期において生理的予備能が低下してストレスに対する脆弱性が亢進し、不健康を起こしやすい状態とされます。

もっと簡単に言いますと、介護保険の要支援や要介護認定を受けていないけど、少しの病気で介護保険が必要になるかもしれない人のことです。

(※著:フレイル予防とリハビリテーション~引用~)

イメージとしたら、上記のような表の状態のことを指します。

わが国では、65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合は25.1%であり(2013年10月1日現在)、約4人に1人が高齢者となっています。特に、今後は75歳以上の後期高齢者の増加が顕著となることが予想されます。

加齢に伴って、心身には様々な変化が生じます。これらの変化は徐々に生じてきますが、進行することで転倒や日常生活の障害、要介護の発生、死亡の転帰となる危険が増大します。

フレイルにはどのような判定方法がありますか?

 

代表的な判定方法では

  1. 体重減少
  2. 筋力低下
  3. 疲労感
  4. 歩行速度の低下
  5. 身体活動低下

これらのうち3つ以上該当するとフレイルと判定されます。

フレイルになるとどうような問題が生じますか?また、なぜ予防が必要なの?

 フレイルを有する高齢者では、将来、転倒や日常生活での自立度の低下など様々な健康状態に影響を及ぼし、入院発生や生存率の危険が高まります。そのため、フレイルを予防することは重要であり、予防することで健康寿命の延伸や介護に要する費用の軽減が期待されます。

まずは身近な人がフレイルではないか見極めよう

 フレイルは知らず知らずのうちに、陥っている方が多々います。

(※著:フレイル予防とリハビリテーション~引用~)

フレイルが発生すると、上記の図のように負のスパイラルに陥り、健康寿命が低下する恐れがあります。

まずは早期に発見し、フレイルの予防に取り組むことが大事になってきます。

今後、フレイルの予防についても説明していきます。

力を合わせてフレイルの早期発見に取り組みましょう!!

 

 

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