今回はナットウキナーゼについて説明していきます。
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納豆は安価で健康でいいと言われているため、毎日摂取したいですね。
はじめに
納豆にはナットウキナーゼという酵素が含まれています。
今回は
- ナットウキナーゼとは?
- ナットウキナーゼの効果とは?
- どのくらい摂取すれば効果が出る?
について説明していきます。
是非最後まで読んでみて下さい。
ナットウキナーゼとは?
ナットウキナーゼは、納豆の発酵過程で納豆菌によって生成される酵素です。
この酵素は、血液中のフィブリンというタンパク質を分解することで知られており、「血液をサラサラにする」と一般に言われています。
しかし、ナットウキナーゼが経口摂取された場合に血液中でどのように作用するかについては、まだ明確な科学的根拠は十分ではありません。
ナットウキナーゼは、試験管内での実験や動物実験ではフィブリンの分解効果が認められていますが、人間の消化器官を通過した後にもその効果が維持されるかは不明です。
また、ナットウキナーゼはタンパク質であるため、経口摂取すると消化酵素によって分解され、酵素としての性質を失う可能性があります。
納豆やナットウキナーゼを含むサプリメントの摂取が健康に良いとされることもありますが、これらの効果についてはさらなる研究が必要とされています。
現時点では、ナットウキナーゼは医薬品ではなく、健康食品やサプリメントとして販売されていることが多いです
ナットウキナーゼの効果とは?
ナットウキナーゼには、いくつかの健康効果が期待されています。
主な効果は以下の通りです
- 血液サラサラ効果: ナットウキナーゼは、血栓の主成分であるフィブリンを分解することで知られており、血液をサラサラにする効果があるとされています。これにより、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症の予防に役立つ可能性があります。
- 高血圧の予防: 血栓を溶かしやすくする効果により、高血圧を予防する副次的効果も期待されています。ナットウキナーゼを摂取した高血圧患者において、血圧の低下が報告されています。
- コレステロール値を下げる効果: ナットウキナーゼは、コレステロール値を下げる効果も報告されており、特にナットウキナーゼと紅麹の組み合わせが良いとされています。高脂血症患者において、血中総コレステロール、LDLコレステロール、総コレステロール/HDLコレステロール比の改善が見られたとの研究結果があります。
これらの効果については、さらなる研究が必要とされており、ナットウキナーゼの摂取が健康に与える影響に関しては、個人差があることを理解しておくことが重要です。
どのくらい摂取すれば効果が出る?
ナットウキナーゼの推奨される1日の摂取目安量については、公的な機関からの明確なガイドラインは存在しませんが、日本ナットウキナーゼ協会では、1日に2000FU(フィブリノリシンユニット)の摂取を推奨しています。
FUはナットウキナーゼの活性を表す単位で、納豆1パック(50g)には約1500FUのナットウキナーゼが含まれていると考えられています。
したがって、納豆を1日1〜2パック摂取することで、推奨される摂取量に達するとされています。
ただし、これはあくまで目安であり、ナットウキナーゼの効果は個人差があるため、必ずしも摂取量を増やすことが効果を高めるとは限りません。
また、ナットウキナーゼはサプリメントとしても利用されており、その場合は胃酸の影響を受けにくい形で摂取されることが多いです。
一方で、納豆を直接食べる場合は胃酸による影響を受ける可能性があります。
ナットウキナーゼを摂取する際には、過剰摂取による副作用の報告はないものの、抗凝固剤を服用している場合などは注意が必要です。
特にワーファリンなどの抗凝固剤を服用中の方は、納豆やナットウキナーゼの摂取によって薬の効果が変化する可能性があるため、医師と相談することをお勧めします。
効果を期待する場合は、適切な量を毎日継続して摂取することが重要です。
また、ナットウキナーゼの摂取に関するさらなる情報や個人の健康状態に応じた適切な摂取量については、医療専門家に相談することをお勧めします。
おわりに
今回はナットウキナーゼについて説明しました。
納豆は健康食品と知られていますが、ナットウキナーゼについて知っている人は少ないと思います。
そのため、今回の話を参考にして頂ければ幸いです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。